春日祭
当神社の全氏子さんで構成される「春日神社奉賛会」主催の、無病息災・五穀豊穣を祈る秋祭りです。
毎年十月第二土曜日・日曜日の両日にわたって盛大に挙行される春日祭。
京都でも屈指のにぎやかなお祭です。
神輿
・東組神輿―千木(ちぎ)
創作年代 江戸時代
重量約2トン。絢爛豪華なことは、全国的にみて最高級のもので、今日にいたるまでの氏子の経済力、情熱、活気をうかがい知ることができます。
・西組神輿―卯ノ鳥(うのとり)
創作年代 江戸時代
重量は東組に比べてやや軽量で1.6トン。毎年の春日祭には東組神輿と交互に、春日大神と若宮大神を遷御し、氏子区内を巡幸します。
例祭・神輿発御祭
当神社の全氏子さんで構成される「春日神社奉賛会」が主催して執り行われます。
神輿発御
巴廻り
西大路四条交差点が通行閉鎖され剣鉾、神輿が交差点内を廻る「巴廻り」。
長さ約7〜8メートルの剣鉾を垂直に立て、腰を落として上下することにより「鈴」(りん)を二度鳴らす独特の差し方は、高度な技術を要します。この剣鉾は、祇園祭の鉾の原型です。
最後に西組(1.6トン)、東組(2トン)の神輿が差し上げられます。
八乙女神楽奉納
拝殿回り
古くから当神社では、神輿が巡行を終わり、還御直前に拝殿を三度回る慣わしになっています。
これが有名な「西院の拝殿回り」です。
日没も近づいた還御直前の拝殿回りは、若者が熱気を燃焼させ、祭のフィナーレを飾るのに相応しい光景です。