西四条斎宮 西院野々宮神社(春日神社御旅所)の紹介
御祭神 『倭姫命』(やまとひめのみこと) 『布勢内親王』(ふせないしんのう)の2柱 御祭日 四月一日
鎮座地 京都市右京区西院日照町五十五番地
平安時代に伊勢神宮の斎王に選ばれた皇女が伊勢へ赴かれるまでの間、心身を清められるための潔斎所である「野々宮」が築かれた聖地で、各地に残る「野々宮」の名称はこの地が発祥とされています。現存する斎宮の中で最もその風情をとどめるといわれるお宮です。
ご利益(ごりやく)は、
『心願成就』(しんがん じょうじゅ)と『女人守護』(にょにん しゅご)。
心願成就とは、心の中で大切にしているお願い事『一つだけ』をかなえて下さる事。
女人守護とは、「女性の味方」という意味です。
2柱の神様はともに、伊勢神宮に斎王としてお仕えされた方です。
倭姫命(やまとひめのみこと)は垂仁(すいにん)天皇のお姫様で、「初代の斎王」をつとめられ、布勢内親王(ふせないしんのう)は桓武(かんむ)天皇のお姫様で、平安京に都が遷されてからの「最初の斎王」です。
「西院春日神社」の南西1キロの所にあり、「西院春日神社」の宮司・米川家(よねかわ)が「西院野々宮神社」の宮司を代々兼任しています。