夏越の大祓
六月三十日午後六時から 「夏越の大祓」(なごしのおおはらい)が行われます。
夏越の大祓は、平安時代から続く最も古いお祭りで、元旦から半年間の「罪・けがれ」を祓い清めるために行われます。
天皇陛下も皇居宮殿「竹の間」において大祓にともなう儀式を行われ、その後「神嘉殿」(しんかでん)前において皇族方がご参列をされて「国民のために」
大祓の儀式が執り行われます。
神様のご利益(ごりやく)を頂くには、「罪やけがれ無く」「心身ともに清らか」であることが大切とされます。人間は知らず知らずのうちに罪を犯し、心身が汚れることにより病気や怪我、災難がふりかかるもので、身も心も清らかな者にこそ大神様のお恵みが頂けるとされてきました。
大祓式は大神様のご加護を頂くために、私達が日常生活で無意識のうちに犯した罪や、心身のけがれを祓い清めるための神事です。
またこの日は「茅ノ輪くぐり」(ちのわくぐり)が行われます。
「茅ノ輪」(ちのわ)とは、「ちがや」と呼ばれる「すすき」のような草を直径2メートルほどの輪にしたもので、大茅ノ輪「おおちのわ」と呼ばれます。この大茅ノ輪をくぐる事により、心身のけがれを大茅ノ輪に移し、清らかな心身になってから祭典が始められます。
「茅ノ輪」(ちのわ)とは、「ちがや」と呼ばれる 「すすき」のような草を直径2メートルほどの輪に したもので、大茅ノ輪「おおちのわ」と呼ばれます。